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新しいデザインのパスポート

これまで10年間使っていたパスポートの有効期限が新年早々切れてしまいました。

すぐに更新手続きをしても良かったのですが、毎週見ているTOKYO MX テレビのアートステージ~画家たちの美の饗宴~」で、2020年春に発行されるパスポートからそのデザインが一新され、ビザのページに葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」が描かれると知って、新デザインに切り替わるまで更新手続きを見合わせることにしました。

外務省のホームページに2020年旅券(パスポート)のことが詳細に説明されていました。それによると、次期パスポートを2020年オリンピック・パラリンピックの開催を念頭に、その前年の2019年度中の導入を目指して準備を進めて来ていましたが、いよいよ令和224日以降に受理する旅券の発給申請について,新型の2020年旅券を交付することとなったのです。

1 2020年旅券はIC内の個人情報の不正読取り等を防ぐ機能を強化しているほか,偽造防止能力を高めるため,葛飾北斎の「冨嶽三十六景」をデザインに取り入れています。「冨嶽三十六景」は、世界的にも広く知られ,世界遺産でもある富士山をメインモチーフとし,まさに日本を代表する浮世絵のひとつであることから採用されたものです。外務省は、基本デザインの選定において,有識者5名による次期旅券冊子デザイン選定準備会合を開催し,複数の候補につき議論した内容を踏まえて最終決定しました。この選定準備会合は海外通信・放送・郵便事業支援機構会長の高島肇久氏を代表とし、元マラソン選手の有森裕子氏、慶応義塾大学文学部教授の荻野アンナ氏、俳優の関口知宏氏、東京芸術大学名誉教授の中林忠良氏で構成され、日本的なデザインをコンセプトに検討を行いましたが、「富嶽三十六景」以外には、正月やひな祭りなど日本人が持っている原風景にも似た日本の情景や,空を飛ぶ旅を連想させる鶴,桜などの日本の季節を代表する四季の植物をモチーフとした様々な候補があったようです。

2 一般旅券には有効期間が10年のものと5年のものがありますが、10年旅券は表紙を除き54ページあり,裏表紙,人定事項ページ,ICページ等を除く査証欄等の48ページに「冨嶽三十六景」の図柄を見開き2ページで一作品使用することとし,24作品が選ばれました。また、5年旅券では32ページに16作品がが選ばれました。

Hokusai-img_4560-masked 新たなデザインとなったパスポートの実物を是非この目で見てみたいとの思いを強くして、2020年旅券の申請受付が開始してすぐに申請していたところ、10日ほどで発給されました。私のは5年旅券ですので「富嶽三十六景」のうち16作品がデザインされています。そのうちのひとつを上に示します。有名な「凱風快晴」ですが、5年旅券にはこのほかにもお馴染みの「神奈川沖浪裏」、「山下白雨」などの作品が収められています。あまりの美しさ、すばらしさなので、こうしたページに入出国のスタンプやビザのスタンプを押して貰いたくない気分です。

皆さんも、機会があれば、是非、2020年パスポートを入手し、ご自分の目で実物のすばらしさをご覧になってみて下さい。

甲斐 晶(エッセイスト)









 

 

 

 

 

 

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