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海外出張を快適に(3)

 さて今回はまず初めに「快適な海外出張をするためのヒント・現地編」の続きです。

 会議や用務の合間の夕方や週末に自由な時間が取れるようでしたら、出来るだけ文化的に過ごしたいものです。同行の出張者や現地の友人・知人達と「飲みニケーション」も良いでしょうが、日本では経験できなかったり、経験できても極めて高くつくオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレー、コンサート、演劇などの観賞や美術館めぐりをお薦めします。10015340319

 特に有名な公演は海外でもなかなかチケットが入手しにくいでしょうが、そうでなければ事前に現地の知人に連絡してお願しておくのも手です。またプレミアム付きを覚悟すれば、現地のホテルのフロントやプレイ・ガイドで注文が可能です。最近では、ウィーンパリのオペラ座の場合、インターネットで直接予約ができます。日本語で申し込みたい場合には、JALのワールド・プレイ・ガイドTel0367176363)が役立ちます。

 1190250571 現地の美術館めぐりで思わぬ得をすることもあります。一昔も前になりますが、パリに出かけた際に、オルセー美術館でたまたま特別展を開催中で、印象派の画家の作品の収集で有名なボストンのバーンズ・コレクションを見ることが出来ました。パリでは大した行列でもなかったのが、上野でバーンズ展が催された際には連日、長蛇の列。最終日には実に5時間待ちだったとか。つくづくパリで見ておいてよかったと思いました。

 用務も終り、いよいよ帰国の段になって頭が痛いのが日本へのお土産。昔は職場向けには洋モクやウィスキーが定番で余り頭を悩ませなくても済んだのですが、身近でタバコを吸う人が減り、安売り店でウイスキーが格安で買えるようになった昨今、これらのお土産の有難昧がぐんと減ってしまいました。

 一方で、ワインやチーズにうるさい人が次第に増えてきましたから、空港などでのラスト・ミニッッ・ショッピングでこれらを買い込むのも一案でしょう。日本人向きにはあっさりしたシャブリの白ワインや、カマンベール、ブリ、マスカポーネなど癖のないチーズがお薦めです。赤ワインやブルー・チーズは一部の通には好評でも、多くの日本人にはまだ馴染み薄です。

 Jubilaeum_gr_2 依然として存在する内外価格差を考慮すると、コーヒー、紅茶、化粧品などが喜ばれます。 例えばヨーロッパの豆コーヒーは日本のものに比べて比較的培煎が強く、味わい深いものがあります。またヨーロッパの紅茶は種類も豊富で、色々な香りを付加したフレイバー・ティーに隠れた人気があります。

 ところでコンパクトや口紅などの化粧品を求める場合には、日本人の肌の色に合ったものを選ぶように注意します。金髪で白い肌の白人が使って素敵なものでも黒髪で肌の黄色い日本人にそっくり合うとは必ずしも言えないからです。選択を誤りさえしなければ、こういうお土産を差し上げた女性秘書から評価が高くなること請け合いです。

 W4912_2 自分の家族のためには、これらに加えて、何か必ず集めているもの(例えば、世界各地の切手、コイン、人形、絵葉書、美術館カタログ、古地図など)があれば話は簡単です。我が家の場合、かっての上司がされていたのを真似たのですが、ヨーロッパ各地の有名な磁器のデミタス・カップを一客ずつ集め始めて、今では40客余りになりました。中にはオークションで競り落としたマイセンの古い花柄のもの、友人の案内で訪れたセーブル陶磁器博物館で求めた、本物のセーブル・ブルーなど自慢の品もあります。

 用務が終われば帰国の途に。成田着のフライトは出来ることなら夕方45時の到着ラッシュ時間帯を避けます。また成田から都心への足は京成スカイライナーが一番安くて迅速です。ただし重いスーツケースを抱えての乗り換えは大変なので、お土産以外はabcサービスなどに託します。

 以上3回に渡って快適な海外出張のヒントをご披露してきました。皆様ぜひお試し下さい。               甲斐 晶(エッセイスト) 

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