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海外出張を快適に

 今や若手でも国内出張並みに年何回も海外出張に出かける時代になりました。皆さんそれぞれに工夫されておられるでしょうが、快適な海外出張をするためのヒントを御披露いたしましょう。

 Bsamc11172sm1_2 まずは準備編です。私などともすれば旅先で便利なように小道具や着替えをあれもこれもと沢山持参しがち。結局大きなスーツ・ケースを抱えてひと苦労です。ところが私のかつての上司や恩師の場合、どんな長期の外国出張でもボストン・バッグひとつで、着替えは一体どうしているのかと思うほど。ただそれなりの努力は要るようで、下着やワイシャツは毎夜ホテルで洗濯。これをタオルの間に挟んで脱水し、一晩で乾かすのだそうです。

 Ys69conciseset しかし有難いことに最近では「形状記憶シャツ」なる、速乾性で洗濯しても型崩れしないとても便利なものが出現。これを2枚と下着一式が3組もあって、こまめに洗濯さえすれば何週間の出張でも平気です。洗剤は汚れ物を浸け置くだけでOKというのが、一回分ずつ小分けして売られています。

 荷物のかさを減らすには、パッキングの知恵も重要です。スーツ・ケースに無造作に詰めてしまうと、まるで小錦のおなかのようにやたらと膨らんで鍵が閉らなくなります。そんな時にはシャツやズボンなどはクルクル丸めて入れたり、靴の中に靴下や小物などを詰めたりすると無駄な空間が無くなり、靴も潰れずコンパクトに納まります。

 Img10573796049 スーツ・ケースは目的地の荷物カウンターで自分のを素早く見分けられるよう、ステッカーやリボンなど独特の目印を付けておきます。鍵が壊れて中身が出てしまうのを防止するためでしょう、ベルトをスーツ・ケースに巻いているのをよく見 かけますが、これは日本人だけの習慣で却って盗難やいたずらの的になるのでお勧め出来ません。

 これまで何百回となく飛行機に乗りましたが、私の体験ではただの一度もスーツ・ケースが開いて中身が出てしまったなどということはありませんでした。むしろスーツ・ケースが自分のフライトと一緒に着かず、着替えやシェイバーがないまま一泊せざるを得なくなり、むさくるしくて困ったことが何度かありました。以来一回分の着替えの下着と靴下、電気剃刀を必ず機内持ち込みの手荷物の中に忍ばせることにしています。

  ただし航空会社によっては、そうした場合にレシートさえあれば着替えや剃刀などの購入代金を弁償してくれることもあるので要確認です。またフライト終了後スーツ・ケースが壊れていた場合にはその場で当該航空会社にクレイムすると無料で修理してくれます。ある時などもう使い古したものでしたが、指定のカバン屋に修理に出向いたところ、修理代に少し足せば新品が買えるというので、わずかな差額を自己負担しただけで新品のスーツ・ケースにして貰えたことがありました。

 さて準備段階で頭を悩ますのが現地の日本人の知人・友人へのおみやげ。軽いものをと思うのでどうしても海苔やお茶になり、貰うほうはまたかということになります。紀文が冷凍ウナギを出したころには、出張者が次から次にこれを持参、小さな冷凍庫はウナギで一杯なんてことも。高価な割には有難味は薄いものです。そこで貰って嬉しい日本からのお土産のリストを紹介致しましょう。

 06092702l_2 今やお金さえ出せば外地でも日本食品は何でも手に入るようになりました。そこで上に挙げたような滅多に使わない高級品よりも、かえって柴漬けや「すぐき」の詰め合わせなど良く消耗する日本用品のほうが喜ばれます。「生ラーメン」や明太子なども嬉しいもの。何れも成田で買えます。しかし佃煮詰め合わせはともすれば冷蔵庫の肥やしの運命。避けたほうが無難です。

 Img10251391040_2 植物検疫上は問題があるのでしょうが、シソの葉、柚子、三つ葉、生ワサビなどの香り高い野菜、桧茸、ギンナンなどの季節感のあるもの、牛革、蓮根、ウド、薩摩イモなど外地では手に入り難いものなどもお薦め。またシソや春菊の種などプランターで家庭菜園が楽しめるものも喜ばれます。

さて残念ながら紙数が尽きました。この続きは次回(海外出張を快適に(2)と致しましょう。

甲斐 晶(エッセイスト)

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