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海外出張を快適に(2)

 前回の準備編に引き続き、快適な海外出張をするためのヒントを御披露いたしましょう。

 2877732 今度は機内編です。まず座席は通路側をお薦めします。目的地への初めてのフライトならば、窓側の方が着陸時に十分景色を楽しめて良いかも知れません。しかし長時間のフライトを考えると窓側の席は比較的狭く、足元の荷物を置くスぺ-スも限られ、トイレに立つのにいちいち通路側の座席の人を立たせることになり何かと不便です。

 機内では是非ゆったりした服装でリラックスを。お偉方のお供をする場合でもない限り、窮屈なネクタイ・背広姿は避け、カジュアルないでたちで居たいものです。ただ夏場は冷房が効き過ぎたりするので、簡単に羽織れるカーディガンやウインド・ブレイカーを機内用バックに入れておきます。(逆に冬は暖房のせいでどうしてものどや鼻が乾きがち。努めて水分補給を心掛けます。)

Img_13_1195309306 機内サービスで洗面道具やスリッパを呉れたりしますが、このスリッパは旅先のホテルでも役立ちます。日本とは違ってスリッパなど用意されていないからです。また機内用に肩の凝らない文庫本や月刊誌などの読み物も用意しておくと、読み終われば出張先の日本人への良いお土産として役立ちます。何しろ日本の活字に飢えていますから。

さて機内編の次はいよいよ現地編です。誰でも悩まされるのが時差。経験則に依れば西回り(日本からヨーロッパへ)の場合の方が東回り(日本から米国へ)よりも楽です。これは西回りの場合、現地時間に合わせて夜まで起きていると、体内時計では完全徹夜をしたのと同じで疲労困憊となり良く眠れるのに対し、東回りだと、実際に日が暮れても体内時計ではまだ昼なので、眠くもないのに無理に就寝ということになり、夜中に目が冴えるのでしょう。一般に時差解消に要する平均的な日数は一時間の時差につき一日と言われています。

 しかし以上はあくまでも若いうちの話で、年を取るにつれて時差調整に要する日数が長くなり、結局日本の時差が取れないうちに帰国するということになります。このためヨーロッパに出張して帰国したのなら東回りとなって本来は大変きついはずの時差の影響が全く無いということが最近多く、自分も年だなあとつくづくと思わされます。

 001354_3 時差の解消法は人によって千差万別。残念ながら誰にも通用する処方箋はないようです。疲れれば眠くなりますから、入浴、サウナ、ナイト・キャップ、ジョギング(ホテルに設備があれば水泳やジムなどの軽いスポーツ)なども効果があるでしょう。 縄跳び用ロープを荷物に忍ばせる方もいます。ともかく眠れなくても気にしない、夜中に目が覚めても時計を見ない、日中眠くなっても仮眠せずに夜まで頑張ることが重要です。Main_2

  さて出張の時間が長くなると、どんなに旅慣れた人でも日本食が恋しくなります。日本料理のお店があるような土地なら問題なしですが、そうでない場合に持参して便利なのが醤油、日本茶のティー・バッグ、投げ込み式の湯沸かしです。Cokkingheater

 何年も前にフランス政府の招待で多国籍の専門家からなるグループでフランス各地の原子力施設を視察したことがあります。もてなし上手のフランス人のこと、昼、夜とフルコースのフランス料理責めです。遂に音を上げた私と韓国人は、それぞれ給仕に醤油とタバスコ・ソースを要求。幸い嫌な顔もせずに出してくれたので、我々ふたりは自分の祖国の味風にして大満足。実際のところ、魚のムニエルにちょっと醤油を差すだけで抜群の味になります。小袋入りで携帯に便利な粉末醤油もありますのでぜひお試しを。

 最近では衛星放送を備えたホテルが増え、英語圏でない国でもCNNなどの英語のTVニュースを見られますが、細かな日本のニュースまではカバーされません。そこで役立つのが、インターネットが現在のように普及する前には、NHKの日本語国際放送(ラジオ・ジャパン)聴取用の携帯短波ラジオでした。アメリカやヨーロッパ向け中継局の設置で格段と受信状態が向上。野球や大相撲の結果などが気になるときには大いに役立ったものです。Radio_title_01

 しかし、今や、どこのホテルでも無線LANなどでインターネットにアクセス可能です。どこのテレビ局でも映像ニュースを配信していますし、NHKは、日本語放送をインターネット用に配信しているので、愛用しています。

 紙数が尽きました。続きは次回(「海外出張を快適に(3)」)としましょう。

甲斐 晶(エッセイスト)

                                       

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